株式会社サカエリズム楽器

大阪府教育センター附属高等学校 2年 内藤舞衣

会社の概要・特徴

株式会社サカエリズムは長年、数多くのアーティストに愛されている世界的なドラムメーカーで、ドラムが好きな方なら一度は耳にしたことがある名前だと思います。多くのメーカーが海外に拠点を移す中、“日本製”にこだわり、長年技術を継承してきた 職人の手により一つ一つのパーツ作りや、組み立てまでの工程の多くが手作業で細かく 作り込まれており、今までにない新しいドラムと言われています。

お花のような見た目が特徴のロゴマークは“sakae”の“S”をスパイラル化し、「演奏者と 音楽産業が永久に繁栄するように」という願いが込められています。一口に“ドラム”といってもバンドなどでよく見るドラムだけではなく、吹奏楽などで 使われるコンサートスネアドラムや、一般的に大太鼓と呼ばれる太鼓、タンバリン、更には、トムトムというオーケストラなどで見かける上部だけに膜がはられている太鼓など一般的なものから少し変わったものまで幅広く製作していました。また、木製か金属製か、木の種類、更には、塗装なのか、セルというテープのようなもので模様をつけているのかなど、素材の種類の多さにもとても驚きました。

社員の姿・社内の様子

最初、社内に入った時はあまり工場のイメージが湧きませんでしたが、工場内に移った 瞬間、木や塗装の匂い・色んな機械音がし、自分の思い描く工場のイメージそのものでした。

社員の方々は現役でドラムを演奏していたり、過去にバンドを組んでいたなど、公私共に音楽に携わっている人が多い印象でした。作業場でも色々な音楽が流れていて、長い時間 仕事をしていてもノリノリで取り組めるような空間だと思いました。特に印象的だったのは、作業場を移り、担当者さんが代わる度に「どんな音楽を聴くの?」と質問されたことです。これは、この会社独特だと感じました。

私は人見知りで、社員の方と好きなアーティストについて話したりできるとは思っていなかったので、少しでもそんなお話ができたことがとても印象に残っています。音楽が好きな方以外にも「ものづくり」が好きで会社に入った人もいました。私が楽器店に勤めたいと思っていることを伝えると、過去に工場で働いてから楽器販売店へ就職した方もいるというお話も聞かせて頂きました。

私が体験した「株式会社サカエリズム楽器」

私が今回の現場体験でサカエリズムさんを希望した理由が二つあります。

一つ目は、私自身が純粋に音楽や楽器が好きだからです。そして一番決定打となった二つ目の理由は、「将来、音楽・楽器関係の仕事に就きたい」という私のぼんやりした夢をはっきりさせるため視野を広げる、あるいはある特定の分野に絞ることが出来るのではないかと思ったからです。

実際に体験を通して改めて感じたことは、自分が「向いている仕事」と「やりたい仕事」は違う、ということです。私は、昔から黙々と作業するのは好きで、今回の体験でも、木の板を切って表面を研磨し、塗装して、穴を開け、組み立てるなど、ドラムを作る工程すべてを体験し、 実際とても楽しく、自分でも向いていると思いましが、やりたい仕事かと聞かれれば「NO」と答える気がします。体験を通じて、こうしてまた新たな発見ができたことは自分にとって、とてもいい経験になったと感じたので、これからもこの体験をバネに自分の将来を明確にしていきたいと思います。

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