2022.01.20
インターンの数は、年々増加しています。期間や種類も実にさまざま。
学生の皆さんにとってはチャンスが増える一方で、自分に合ったインターンをどうやって選んだらいいのか分からず、悩みの種になっているかもしれません。
今回は、インターンシップの種類や特徴と、選び方について解説します!
目次
・インターンシップの種類と特徴
・「業界」「会社」「仕事」を知るためのインターンシップ
・授業で学んだことを深めるためのインターンシップ
・学生も企業も「チャレンジ」&「成長」するためのインターンシップ
・まとめ
インターンシップの種類と特徴
世の中には、さまざまなインターンシップの種類があります。
下の図は、それらを簡単に分類したものです。
図①:インターンシップの種類と特徴
この図では、5つの種類のインターンシップが挙げられていますが、学生にとっての目的から考えると、さらに大きく3つに分けることができます。次項以降でそれぞれの特徴について解説していきます。
どれが良い・悪いという訳ではなく、それぞれ得られる経験やメリット・デメリットが異なりますので、それを理解した上で、ご自身にとって一番良いインターンがどれなのかを選択してもらえたらと思います。
「業界」「会社」「仕事」を知るためのインターンシップ
大学を卒業したら、大半の人は企業、金融機関、教育機関、自治体、その他各種団体など、何かしらの法人組織に就職をすると思います。
学生の皆さんは、そもそも世の中にどんな仕事があるのか、どのくらい知っていますか?
業種や職種について、どんなものがあり、それぞれどんな特徴があるのか、知っていますか?
大学のキャリアデザインなどの授業で聞いたことはあるかもしれませんが、実際に見たことや体験したことはあまりないのではないでしょうか。
「営業」とひと口に言っても、法人営業と個人営業、BtoBの営業とBtoCの営業、メーカーの営業と商社の営業ではそれぞれ仕事のしかたや求められるスキル、人材像も異なります。
その違いを、実際の体験を通して知ってもらう、それが、「業界」「会社」「仕事」を知るためのインターンシップです。
図①で言うと、採用直結型、仕事理解型、業務補助型がこれにあたります。
1日から参加できるものも多くあるので、まずは色んな業界や仕事を知りたい、という人は、この種類のインターンシップに参加してみると良いでしょう。
授業で学んだことを深めるためのインターンシップ
「大学で学んでいること、研究していることは、社会で役に立つのだろうか?」
そんな疑問を持ったことのある人は、少なくないのではないでしょうか?
大学と企業がお互いに連携し、商品開発を行ったり、あるテーマについてリサーチを行ったりする取り組みが増えてきていますが、学生にとっては、こういった機会を通して「学んでいること」と「仕事」を結びつけて考えることができるようになります。
この形のインターンシップは、プロジェクト型学習(PBL)として、大学の授業科目や、ゼミ活動の一環として行われることも多いです。
よく行われているのは、新商品・サービス開発や、プロモーション企画など。
協力企業が、学生に対して取り組んでもらいたいテーマ(若者にウケる新しいWEBサービスの開発、リピーター増につながる親子イベントの企画など)を提示し、一定期間学生がその企画に取り組んだ後、学生が企業に向けて提案を行う、という流れで進められます。
授業内で行われているものもあれば、大学が主催し、自由応募で参加できるものもあります。
マーケティングやプロモーション、データ分析など、学んだことを活かしながら取り組めるのが大きな特徴です。
学生も企業も「チャレンジ」&「成長」するためのインターンシップ
先に紹介した2つのインターンシップは、学生と企業どちらかにとってはメリットが大きいのですが、もう一方にとっては負担が大きかったり、得られるものが少なかったり、どちらか一方だけが得をする、というものが多いのが現状です。
最後に紹介する「事業参画型」のインターンシップは、学生にとっても企業にとっても、参画のハードルは高いですが、その分大きな価値を得ることができるものです。
JAEが提供している長期実践型インターンシップ「アントレターン」も、この形です。
他との大きな違いは、インターンシップの機会を通して、学生だけでなく企業もチャレンジし、成長する、ということ。
その理由をひと言で言うと、企業が本気だから、です。
インターンシップで学生に何を取り組んでもらうのかを考える時に、「学生ができそうなこと」「学生がやりたいと思ってくれそうなこと」という視点では考えません。
「会社として、これから先の未来をつくっていくために、何をすべきか」「経営者が、本当にやりたいと思っていることは何か」から、インターンシップのプロジェクトをつくっていきます。
だから、単にインターン生を受け入れるという感覚ではなく、「学生の力を借りながら、会社の未来をつくるための事業にチャレンジする」という気持ちで、企業も本気でやります。
学生は「お客さん」ではなく「期間限定のプロジェクトメンバー」として扱われます。
企業も本気だから、学生も思いっきり本気でチャレンジすることができ、失敗もたくさんして、その中で大きく成長していけるのが、この長期実践型インターンシップです。
まとめ
いかがでしたか?インターンシップの種類と特徴について、理解いただけたでしょうか。
最後に、どのインターンに参加するかを考える前に、一度ご自身に問いかけてみてほしいことがあります。
そもそも、インターンをしたいと思っているのはなぜですか?
インターンをして、どうなりたいですか?
何をするか?を考える前に、なぜするのか?を考えた方が良いと思います。
学生時代の過ごし方の選択肢は無数にあります。
部活やサークルに打ち込んでもいいし、学校の勉強を思いっきり頑張るのもいい。
アルバイトで売上No.1を目指すのもいいし、留学に行くのもいい。
インターンは、あくまで手段です。
大学を卒業してどんな仕事をしたいのか?
あるいは、どんな人になりたいのか?を考えてみた上で、
そのために必要な経験がインターンであれば、インターンに挑戦したらいいと思います。
色々考えてしまって、分からなくなってきた…という人は、JAEのインターンシップセミナーにもぜひ一度ご参加ください。
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