• 【開催報告】NPO法人JAE設立25周年記念イベント
  • 2026.04.10

    2026年3月22日(日)、関西大学梅田キャンパスにて、JAEの25周年記念イベントを開催しました!この四半世紀の間、JAEと共に歩んでくださった皆さまと集まったひとときは、大きな「同窓会」のような温かな時間となりました。

     

    イベントは2部構成。第1部では25年間の歩みを振り返り、第2部ではこれからのJAEが目指す姿について、皆さまとじっくり対話を深めました。

    「共に」成長し続ける
    まず、運営を支えてくれた大学生の皆さん、本当にありがとうございました。
    JAEのインターンや授業の「参加者」だった彼らが、今回は「運営側」として当日の場をつくる側となってくれました。全体を通して、学生から「大人が私たちのためにこんなに真剣に考えてくれていることが嬉しい」という言葉もあり、改めていろんな生き方を繋ぐ意義を感じました。

    また、進行を務めてくれた戸倉さんは、学生時代にJAEの長期インターンを経て、現在は堺市北区で「小さな森の学童」を経営されています。彼女のようにJAEのプログラムを経験した人が、志を持って社会で活躍している姿は、本当に励みになりますし、嬉しく思います。

    会場には、インターンシップ協働企業の方、ドリカムスクールを共に創ってきた先生や企業の方、JAEの活動にボランティアで関わってくれたメンバーなど、多くの方々が集ってくださいました。
    単なる報告会ではなく、一人ひとりの「思い」をベースに、JAEのこれまでとこれからをつなぐ時間になりました。

    地域と企業をつなぐ「教育」の力
    当日、ご参加頂いた皆様にはプレゼントとして「ピクニックラグ」をお渡ししました。これは、泉南市のドリカムスクールを共に創りあげた「山陽製紙」さまの「crep(クレプ)」というアップサイクルプロダクトです。 原田代表取締役・原田専務からは、JAEとの関わりがいかに社員の皆さんの意識を変え、地域との絆を深めてきたかという、企業側から見た「教育のチカラ」を語っていただきました。

    共に動いてきた「わたしたち」のおもい
    第1部では、共同代表の坂野から、JAEの創業からこれまでの活動の変化について紹介がありました。
    参加された方からも、当時のエピソードや思いを語っていただき、改めてさまざまな方たちと共に歴史を作ってきたのだと実感した時間になりました。

    また、JAEのコーディネータの思いについて事例を通して紹介させていただきました。
    普段はつなぎ役・引き出し役として動く中で、どういう思いや視点を持って活動しているのか、関わってくださった方たちにも話していただきながら発表しました。

    第一部からの声を一部紹介します!
    ・「人を信じられない子どもたちが、地域の大人が楽しく目標を持って生きる姿を見て、『ほんまにこんな大人がおるんや』ということを大人たちの佇まいから感じている。それが何よりもありがたいことです。」(小学校教諭)
    ・「学生からの『一番得たものは勇気でした』という言葉が忘れられない。自分らしく生きる人を増やすためのきっかけや場づくりにこれからも貢献したいです。」(JAE・古賀)
    ・「市民が『自分たちの手で街を変えられる』と思える社会にしたい。そのために教育に携わることに喜びを感じているし、コーディネーターという仕事に誇りを持っています。」(JAE・角野)

    これからのJAE
    第2部では、共同代表の塩見から、JAEが取り組んできた実践の紹介、そしてこれから挑戦していきたいJAEの姿について共有しました。
    以下、一部紹介です:
    【泉南市:学校×地元企業連携プロジェクト】
    学校に『何かしてもらう』のではなく、出会いそのものが関わる人にとっての学びや、生きる糧になる。そしてそんな出会いが子どもたちの心を揺さぶる。そのための対話を先生方や企業と重ねてきました。

    【摂津市:学校×飲食店、多文化共生プロジェクト】
    さまざまな人と出会いながら提案した事が、実際に実現し地域をつなぐ形になることで、『自分の挑戦を一緒に形にしてくれた大人がいる。その先に喜んでくれる人がいる。いろんな人が動いてくれた。』この実体験が、自分も何かできるかもしれない、という子ども・若者たちの自信に繋がると信じています。

    【次の挑戦へ】
    これからのJAEとしての挑戦は、プロジェクト単発型ではなく、それらの活動を通して「支え合う・応援し合う “つながり” が生まれ続けるしくみ」を作っていくことです。プロジェクトを実践するだけではなく、プラットフォーム・ハブとしての機能にも取り組みたいと思っています。
    1つは地域単位で人々がつながり支え合えるような動きを、2つめに、地域を越えたネットワークづくりを考えています。そして、これらはJAE単体ではできません。みなさんと共に悩みながら挑戦し続けていくことを大切にしたいと思っています。

    つながりへの需要と、JAEへの期待
    第2部の後半では、JAEの今後への思いをもとに全員参加型のワークショップで、それぞれが見ている景色の共有や感じていること、JAEへの期待などを語り合っていただきました。

    グループから出てきたコメントの一部をご紹介します。
    「知る機会」と「HUB(ハブ)」の提供: 「まず知る機会が何より大事。そのための場やHUBをJAEが提供し続けてほしい」という声や、「長期インターンの職種を広げれば、挑戦したい学生はもっといるはず!」
    「つなぎ手」を孤立させない場所 :「学校や社会をつなげる人たち自身が孤立しないよう、彼らがつながり、癒やされる場所や団体が必要。それがJAEであってほしい」
    分断を溶かす「メッシュ(網目)」の構造: 海外ルーツの子どもたちなど、未だ社会の中で分断されている若者たちへのパイプを太くしたいという決意。そして、「越境」の難しさを感じながらも、小さなHUB同士が多層的につながり合う「メッシュ的な構造」を地域に広げていく重要性についても、深い議論が交わされました。

    「JAE、よろしく頼むよ!」という皆さまからの真っ直ぐな期待を背負い、私たちは次の四半世紀へと踏み出します。

    25年の歩みを振り返りながら、これからのJAEについて語り合ったこの日の時間は、これまで育まれてきたつながりの力をあらためて感じる機会にもなりました。
    イベント後のアンケートでは、そのあたたかな余韻や、これからへの期待が込められた声を多く寄せていただきました。その一部をご紹介します。
    ・「大学生活でJAEに出会えてよかったと、心から思います。この出会いがなかったら今の私はいません。本当に感謝しています」
    ・「ここに来ている私たちはすでに、人や場を“つなぐひと”なのだと感じました。久しぶりにJAEに伺い、参加できてよかったです」
    ・「年齢も業種も異なる方々と同じテーマで話し合うことで、多くの発見がありました。こうした場から、イノベーションのきっかけが生まれるのだと感じました」
    ・「『プラットフォーム』という今後の展望について、今日の場そのものが、まさにその実践になっていると感じました」
    ・「JAEの未来に感謝と期待を持って対話する方々の姿が印象的でした。共通課題を、JAEがHUBとなる仕組みで乗り越えていけると感じました」

    ご参加くださった皆さま、そしてこれまでのJAEを共に創ってくださった全ての皆さまに、心から感謝申し上げます。引き続き、JAEとともに歩んでいただけますと幸いです。

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