2020年度リモート職場体験プログラム 実施レポート
1.実施校
学校名 | 実施学年 | クラス数 | 生徒数 |
大阪市立白鷺中学校
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2年生 | 5クラス | 190名 |
大阪市立西淀中学校 | 2年生 | 4クラス | 164名 |
貝塚市立第二中学校 | 2年生 | 5クラス | 206名 |
関西創価中学校 | 2年生 | 5クラス | 209名 |
泉南市立泉南中学校 | 2年生 | 4クラス | 161名 |
豊田大谷高等学校 | 2年生 | 選択授業 | 15名 |
計6校(945名)
2.協力企業
(株)Dreams
本社:大阪市中央区
事業内容:POPCORN PAPAというブランドで、ポップコーンの製造・販売(店舗・通販)等を行う。
3.プログラム概要
①ねらい(育む力)
自己理解 | 自分の良さや個性について理解を深める。 |
仕事観 | 「働くこと」についての理解や考えを深める(働く意識、大切な力など) |
チームワーク力 | チームメンバーそれぞれの良さを活かしながら協力する。 |
課題解決力 | 目標達成・課題解決に必要な要素を考え、その達成に向けて行動する。 |
②プログラムの流れ(授業数:8コマ前後)
事前学習 | ①ブレーンストーミング: 自由な発想でアイデアを出す練習 ②今の自分を見つめる : 好き・得意なことは? 苦手なことは? ③なりたい自分像を描く: どんな人になりたい? |
仕事体験 | ①会社・仕事を知る : 仕事内容や大切にする考え方を知る ②ミッション・審査基準の発表 ③グループワーク : チームでCMを考える! ④プレゼン・審査 : 各班が発表し、フィードバックをもらう |
事後学習 | ①学びをふりかえる ②これからのチャレンジを考える |
4.先生方の声
子どもたちの学びや出会いが止まることなく、実施することができました。 |
単なる楽しい体験ではなく、実際の企画から販売戦略を練る機会をいただけました。 |
仕事について改めて考える機会がもて、高校進学に向けての意識づけができました。 |
子どもたちは壁にぶつかりながらも前に進み、発表が終わると達成感からか、とてもすてきな笑顔を見せてくれました。 |
今回、CMづくりという形で生徒たちは仕事について考え、友達と相談したり協力したりして、教師が思っていた以上に創意工夫をこらして活動していました。この活動を生徒たちは非常に楽しんでおりましたし、学校の学習だけでは得られない力が発揮され、意義のある経験になったと思います。 |
授業の中では下を向いて発言しない生徒が、今回の取り組みでは役を演じたり、ものを一生懸命つくったりしている姿が見られました。 |
この深刻な状況下で、無事リモート職場体験を終えることができました。子どもたちが生き生きとした姿で取り組めました。 |
自己肯定感の低さ、集団生活になじめない生徒の多さなど、この学年がかかえる課題が少なくない状況の中でどこまでやりきれるかという不安もありましたが、全体として意欲的に課題に取り組む姿が見られました。班員のいいところや意外な一面を見つけることにつながりました。 |
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5.生徒たちの声
チームワーク力 |
◆周りのみんなすごいなと思った。もっと真剣に取り組めば良かったと反省している。 ◆皆の可能性を知る事ができた。 ◆皆と話し合って色んなことを作ったり動画を撮ったりして、すごく皆と仲が深まった。自分の意見を言えるようになった。 ◆将来のために色んな事を知って成長できて誰かのためになる大人になりたい。この先も将来の事を考えながら成長していきたいと思いました ◆いつもあまり発言していない子が自ら発言してくれてその案を決定したり、班一人一人が主体的に活動できたと思いました。 |
仕事に大切な力・学び |
◆会社は主体性が大事。 ◆本当の仕事を体験した感じでとても楽しかった。働くことっていうのは、誰かと協力することでもあると思う。 ◆仕事は簡単ではないし、責任を伴うけど、その分やりがいがある 。 ◆将来の仕事のイメージがわいてきた。あまり話したことのない人とグループだったので不安だったが、コミュニケーションを取りながら進められたと思った。 ◆問題解決への力や対応の早さが大切だという事を知れた。周りには違う意見が多くあり、とても楽しかった。 |
成長につながる体験 |
◆相手の意見をあまり否定しなくなった。 ◆相手をより尊敬することを学びました。 ◆こんなご時世だけれど、人と「つながる」や「関わり合う」という事は不可能では無いと知れ、 職場でどのような事をしているのか体験する事ができた。 ◆発想力を広げて楽しむ事で新しい物ができる。 ◆将来のために色んな事を知って成長できて誰かのためになる大人になりたい。この先も将来の事を考えながら成長していきたいと思いました。 |
6.JAEコーディネーターのおもい
コロナ下で「できない」「難しい」といった言葉を耳にすることの多い2020年でした。
そんな中でも、子どもたちの現在・将来を考えると 「この状況下だからこそ!」できる・すべきことがあると信じ、 思いを共にする協力企業さん&先生方と一緒にプログラムをつくりあげ、実施しました。その結果、たくさんの子どもたちのあふれる意欲とやりきった笑顔を見ることができました。
リモートでもキャリア教育はできる!リモートだからこそできることもある! そんな思いを新たにした時間でした。 どんな状況下であっても、子どもたちには 「夢を描き、わくわくした気持ちをもって、自分の生き方や社会を切り拓いていってほしい!」
そのためには、
・自分を見つめる時間
・実社会とつながる場
・いろんな仕事や生き方に触れる時間
・リアルな課題にチャレンジし、仲間と力を合わせて困難を乗り越える経験
そんなことができる機会をつくることが大事だと考えます。
JAEはこれからも、このような場を、さらに多くの子どもたち・学校に届けて行きたいと思います!
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