• 採用コラム「出会い、学び合う機会をつくる仕事」
  • 2019.01.08

    インタビューの中で出てきた代表の坂野さんの言葉がとても印象的でした。

    「今JAEが担っている課題解決が世の中でなされるようになったら、JAE自体はなくなっていいと思っている」と。

    NPOは元々そういう趣旨だそうですが、それを実感として持ちながら働いている人はどれだけいるんだろう。目的は団体の存続ではなく、あくまでも課題の解決。そこが一切ブレないからこそ団体としてのエゴが無く、いろんな事を柔軟に変化させていく姿はとてもシンプルで格好よく思えました。

    そんなJAEでは新しくコーディネーターという立場となる人を募集しています。(聞き手:増永愛子)
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    ミッション、最近更新されたんですよね。

    坂野さん(以下省略)
    そうそう。「若者が希望と誇りを持ち、挑戦する社会」をビジョンとして掲げていて、そのステップになる今のミッションは「子ども、若者、大人が出会い、学び合う場をつくる」。

    以前は子どもや若者にアプローチすることが主だったんです。子どもたちが早い段階から社会との繋がりを実感したり、働くことについて考える機会を提供したりするために、ドリカムスクールのような事業を行ってきました。

    じゃあ、その子どもの学びや成長を支える大人側の状況を考えた時に、大人も悩んだり苦しんだりしている。ならば大人がそれを乗り越えるための支援することで、結果的に子どもにとっての学びや成長が生まれてくるっていう考えになってきている。

    JAEは昔から学校現場に出向いてドリカムスクール()のような授業もやっていたけど、先生や企業の社員さんのような大人の変化にはそこまで目を向けていなかった。

    どちらかと言えば社員さんは、子どものために仕事のことを教えてあげる存在だったんです。でも徐々に、授業に行く社員さん自身が人への伝え方を学んだり、自分の仕事のあり方を見つめ直す機会になっていることがわかってきた。だから今は企業側の社員研修の要素にも重点を置いてドリカムスクールをやっています。


    なるほど。今回は、ドリカムスクールのような企業と学校を繋ぐコーディネーターの募集ですよね。


    そうです。ドリカムスクールは、大体6ヶ月のプロジェクトで、社員さんに対する事前研修と授業の開発で約3ヶ月、次の2ヶ月で実際に社員さんたちが学校に授業に実施します。そして最後の1ヶ月で振り返り。

    学校によっても違うけど、子どもたちは大体月に1・2回授業がある感じかな。塩見さんがコーディネーターとして現在働いてくれています。

    塩見さん(以下省略)
    こんにちは。よろしくお願いします。


    よろしくお願いします。早速ですが、コーディネーターをしていて印象的だった経験ってありますか。

    そうですね。社員さんのことで言うと、上司からドリカムスクールのメンバーに選ばれた時は、大体1年目はみんな不安な顔で来られることが多いんですよ。負担が増えたって感じてたり、巻き込まれてしまった感で来たりする人が多くて。

    社員研修なので社長や上司からすると今後の企業の発展に向けて成長して欲しいっていう期待があって選ばれてるんですけど、本人に聞くと、実はモチベーションが下がっている時期やったりして。

    コーディネーターとしては、その気持ちにも寄り添いながら話をします。本人の生き方を考えるとそれ自体が悪いっていう訳ではなく、向き合って自分なりに落とし込む事が大事だと思うので。ある社員さんは、もともとモチベーションが下がっていたんですけど、1年目のドリカムが終わった頃にはモチベーションが上がり、さらに2年目以降はプロジェクトのリーダーとしてメンバーを引っ張ってくれるようになったり、挑戦が進化していって。

    その人はどんどん変化されて、何より普段の働き方が変わったらしくて、最初は仕事に対しても環境への愚痴が多かったんです。でもドリカムで子どもたちと接すると、やっぱり「一生懸命やるとはどういうことか」とか「頑張れ!」って子どもに言った分、自分はこれでいいんだろうかって振り返り始めて。

    プロジェクト中は間隔を空けて子どもたちに会うんで、次会う時には自分も頑張ってるって言えるように「自分にできることは何だろう」って考えるようになったそうです。


    すごい変化ですね。

    その人の悩みが、会う度に毎回変わっていったんです。最初は周りへの不満が多かったけど、徐々に「この会社やったらもっとこうすべき」とか「提案はどうしたら上司に伝わるかな」とかに変わっていって。そうやって目に見えて働き方が変わっていったのがすごく面白かったですね。


    興味深いです。では子どものことで変化が見えることってありますか。

    外部から関わってる側として大きく変化が見える場面の一つは「中間チェック」ですかね。課題を頂いた企業さん・社員さんたちに対して、子どもたちが途中経過として「今こういうことを考えてます」っていうのを社員さんに伝えるタイミングがあるんです。

    実はこちらとしては、子どもたちに壁にぶつかる経験をして欲しいんです。それを乗り越える力をつけるために。そのために中間チェックに向けて子どもには本気になって取り組んでもらって、その上で通らないものは通らないと社員さんが伝える。

    その時の、子どもたちが席に帰っていく顔を見るだけで、どうだったかがすぐにわかるんですよ。スキップして帰ってくる子もいれば、めっちゃ落ち込みながら帰ってくる子もいます。泣きそうになる子もいれば、緊張で全部言えない子もいっぱいいる。

    社員さんは社員さんで、事前の様子から見てきてるので、子どもたちが一生懸命やってるのがわかるからこそ、本当は全部OKしてしまいたいんです。でも難しいことはちゃんと伝えないといけない。じゃあ相手のモチベーションを下げずに伝えるにはどうしたらいいかとかを考えてもらいます。そこが社員さんにとっては、今後の部下育成にも絶対必要になってくることでもあるんで。

    どこまで気付いてあげられるかとか、何を指摘するのかとか、すごくよく考えてもらう。その思いも通じるからこそ、子どもがめっちゃたくましくなるんですよ。

    1回目のチェックで「あの人たち全然わかってくれへん」って言ってた子も、時間内で何度もチャレンジして、途中からは「これ提案したら絶対あの人はここを突っ込んでくると思う」みたいなことを今度はチーム内で話せるようになるんですよ。「じゃあ今度はここ言ってみよう」とか「じゃあ次はここ言われるかも」って練り始めていくんです。


    面白い!

    あと、やはり先生の存在は大きいです。先生とはドリカム導入前から子どもの状態や課題を見据えてドリカムの目的を明確にし、流れを共に練るんですが。先生が一緒にチャレンジしてくださり、その子たちの頑張りを見てあげた上で、落ち込んだ子の背中をどう支えるかっていうところをやってくれています。中にはもう案が通らないって分かっていても「とりあえず行ってこい!」って先生が思いっきり背中を押したりもするんです。先生も踏ん張ってくれていました。


    全員でその場を作ってるんですね。では大変だったことはありますか。

    大変なことは、集まった社員さんのメンバー間で、緊張した空気が強かった時とか。それをどう崩してチームを作るかっていうところで結構悩みましたね。「他のメンバーの意見も尊重しよう」って思ってもらったり、自分の意見に自信を持ってもらえたり、そうなるにはどうすればいいんかなって考えてました。そこを崩しながら、どうしたらみんなの良さを引き出せるかなって、その時は大変でしたね。


    どうやって崩したんですか?

    ゲーム性のある、チーム全員が協力しないと成り立たないようなワークを入れたりしました。あとは、そこでお互いの強みが出しやすいような雰囲気作りをしたかな。

    意見を言いづらそうにしている人には「それすごいですね!」とか「今の見ました?!」みたいに大げさなくらい反応して。ちょっと堅い人に対しては、他のメンバーの意見を肯定してくれた時に「さすがですね!」とか言ってみたり。「ドリカムではここを評価されるんだ」っていうのを私が先頭切って演じるみたいな感じかな。中々難しかったですけど。私としてもすごく勉強になりました。


    なるほど。ではどんな人がこの仕事に合いそうですか。

    いいところを見つけることが好きな人かな。この仕事って学校側と企業側のいいところを繋ぎ合わせて進化させる仕事なんですよ。学校でも企業でも、先生や上司などの当事者は普段から見ていると、課題がすごく目につくんです。どうしても人ってマイナスなところは目に付きやすいんで。

    コーディネーターはそこを受け止めつつ、転換するきっかけを作らないと課題解決までには至らない。外部人材だからこその視点でいいところ探しができればいいなって。

    社員さんを見た時に「ここが気になるけど、あの考え方はすごいよね」みたいな部分を見つけられると「このメンバーやったらこんな面白いプロジェクトができる!」っていう可能性が見え、理想像が描けるんで。

    そこが見えなかったら現状維持で終わる気がします。子どもに対しても「この子、参加してないけど、実はすごく人のこと見てますよね」とか、それを言えるかどうかでプログラムが大きく変わります。


    たしかにそれだけで全然違う感じがします。そんな方に来てもらいたいですね。ありがとうございました。

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