2017.08.03
-社会で活躍する人材を育てるために-
大阪府立布施工科高校の取り組み
3)生徒へのインタビュー
大阪府立布施工科高校さんの、魅力あるキャリア教育の取り組みをお伝えするこの企画。
今回は、生徒へのインタビューを実施させていただいたので、その様子をお伝えします。
インタビューさせていただいたのは、
現在3年生で、昨年度にインターンシップに参加した手塚くんと木許くん。
手塚くんは、自動車のエンジン部品の金型などを製造する会社でインターンシップをしたそうです。
「企業の方の作業の速さや丁寧さにびっくりしました。」
と振り返ります。
製品のやすりがけを体験させてもらったそうですが、その時の企業の方の手際のよさにびっくりしたのだとか。
他にもMCの操作やCADの見学などをさせていただいた4日間のインターンシップ。
一番印象に残ったのが「企業の方のメリハリ」なのだとか。
「実際の現場がとてもメリハリがあって、作業はとても真剣に取り組まれているのですが、休憩室ではとても明るいムードでした。
会社がこんなに楽しそうなところだとは思わなかったです。」
と、働く現場の楽しさにも気づいた様子でした。
電動ドリルやエアーツールを作る会社でインターンシップをした木許くんも、
会社の楽しさを見つめ直すきっかけになったそう。
「部屋に入るたびに大きな声で『失礼します』と挨拶されていて、驚きました。」
と、社会人としての行動を目の当たりにして、感銘を受けた様子でした。
会社の中でのマナーについても、色々と教わったそうです。
他にも、
「会社の方はみなさん優しい方ばかりで、就職に関するアドバイスももらえてとてもいい経験になりました。」
と、実際に働く方とのふれあいの中で、会社のよさに気づけた様子でした。
大学生の就職活動と違い、高校生は就職活動の期間が短く、現場を「知る」機会がなかなかありません。
「企業で働く」ということに対して「しんどい」「堅苦しい」イメージを抱えた生徒も多いようです。
そうした状況の中で、
インターンシップや企業見学など、実際の現場を体験し、実際に働く人を目にすることで、
生徒自身の気づきも多く、「働く」ことへのイメージも膨らませることができます。
今回インタビューをさせてもらって、改めて企業見学やインターンシップの重要性を実感することができました。
インタビュー中、とても丁寧に話をしてくれた手塚くんと木許くん。
インターンシップを経て、少し社会人としての自覚も芽生えてきているのかな、とも感じました。
これからが本当に楽しみなお二人です。
手塚くん、木許くん、ありがとうございました!