2022.01.24
長期インターンの経験って、就活で役に立つの?
役に立つとしたら、どんな風に?
インターン、そして就活を経験した先輩達の声をまとめました。
目次
①自己分析・会社選び編
②エントリーシート編
③面接編
まとめ
①自己分析・会社選び編
まず、就活で最初にやるのが「自己分析」「業界・企業研究」。
自分は、どんな仕事がしたいのか?
どんな会社が向いていそうか?
世の中には、どんな仕事・会社があるのか?
それを考えたり、調べたりするところからスタートします。
その時に、働くということがどういうことか、会社ってどんなところなのか、長期インターンという経験をもとに知っている、ということは大きなアドバンテージになると思います。
会社のことや、アルバイトではなく社員として働くということについて、全く経験がない状態で就活をすると、どうしても想像の範囲で動かざるを得ません。
「たぶん、営業のような人とたくさん話す仕事が向いていると思う」
「ものづくりに興味があるから、メーカーが良いんじゃないだろうか」
そんな風に「たぶん」で動いてしまうと、後で違った、と思うこともあるかもしれません。
「実際に企画をやってみて、ゼロから自分で考えて物事を進めるのが好きだ」
「広報のインターンをして、文章を書いて人に伝えるのが得意だ」
といったように、長期インターンのような経験があると、自分自身の具体的な経験をもとに判断ができるようになります。
②エントリーシート編
志望業界や職種など、就職先を選ぶ基準がある程度見えてきたら、次は企業にエントリーシートを提出する、という段階に入ります。
企業の採用担当者は、毎日、何十人、大きな企業であれば何百人、何千人のエントリーシートを目にします。
その中から選ばれるエントリーシートとは、どういうものだと思いますか?
重視するポイントは企業によって様々ですが、「あまり、他の人にはないような経験があること」は強みになると思います。
「長期インターンの経験やそこで学んだことを自己PRに書けたので、エントリーシートで苦労しなかった」と話している学生がいました。
インターンシップ自体は珍しいものではありませんが、半年間の長期インターンをしている学生はまだまだ多くありません。
長期インターンを経験し、そこでどんな学びや成長があったのか、また、その経験を活かして、今後どんな仕事に就きたいと考えているのか、それをきちんと言語化できれば、他の学生には真似できない、自分だけのエントリーシートが書けるのだと思います。
③面接編
エントリーシートが通ったら、次はいよいよ面接。
ここで、何人かのインターン経験者の声を紹介します。
「インターンで企業訪問をしたり、色んな社会人の方とお話したりする機会が多かったので、面接の場でも緊張せず堂々と話せた」
「インターンで得た専門知識や経験をもとに企業と話ができたので、途中の選考をスキップして役員面接に呼んでもらえた」
面接は誰でも緊張するもの。
でも、就活が始まってから初めて企業を訪問したり、企業の方とお話したりするのと、これまでにそういった経験を積んでいるのとでは、その場での振る舞い方に大きな違いが出てくるでしょう。
学生同士で話をするのと、初めて会う人、それも企業の方とお話するのとでは、言葉づかいや姿勢が全然違います。
かといって、ただただ言葉づかいや態度を丁寧にしていれば良いわけではありません。
自分という人間のことを相手に知ってもらうのが面接ですから、固くなって自分らしさが出せなかったり、言いたいことが言えなかったら、恐らく良い結果にはつながりにくいと思います。
長期インターンに限らないですが、学生ではない年上の社会人や、初めて会う人とのコミュニケーションに慣れておくことは、面接でうまく話せるようになるためにとても重要なことだといえます。
まとめ
「長期インターンを経験したら就活で有利になりますか?」
よく学生に聞かれる質問です。
長期インターンをしたからといって、どこでも採用してもらえるか、というとそうではないですが、有利になる面はあると思います。
それは、就活で経験するようなことを、先に経験できるから。
長期インターンは、すごく簡単に言ってしまえば「一定期間、”社会人”として振る舞う」ということ。
経験であったり知識であったり、他の学生が社会人になってから得るようなことを、先に持っている、ということなのだと思います。
多くの面接で聞かれるのは、「学生時代に頑張ったこと」「自分の強み・弱み(自己PR)」「これから、どんな仕事に挑戦したいのか(志望動機)」この3点です。
それを、実体験を持って語れることの一つが、長期インターンという機会なのだと思います。