• 【経験談】インターンを通じて学んだ、社会人の本音と完璧を求めすぎないことの大切さ
  • 2023.02.15

    【経験談】インターンを通じて学んだ、社会人の本音と完璧を求めすぎないことの大切さ
    NPO法人JAEで半年間の長期インターンに参加した白旗真侑です。半年間の活動を終え、その中での経験や学び、思ったことなどについて振り返りたいと思います。

    ■プロフィール

    名前: 白旗真侑
    大学4年生。大学生活の中で、何か自分の自身になることがやりたいと思い、1年の休学。その中で、半年間の長期インターンに参加。
    インターン先:NPO法人JAE
    期間:2022年6月~12月

     

    ◉きっかけ・JAEでやろうと思った理由

    インターンに参加しようと思ったきっかけは、自分の中で大学生活を振り返った時に「こんなことやったな」と言える経験が少ないという思いにありました。大学での勉強やアルバイトはやっていましたが、コロナ禍ということもあり何かに挑戦する機会が少なかったなと感じました。もちろん、私の世代は皆多かれ少なかれコロナ禍の影響を受けていると思います。

    しかし、自分自身が後に振り返った時に「あんなことを頑張ったな」と思える経験がしたいと考えていました。何かできることはないかとインターネットで探しているときに、JAEのインターンを知りました。JAEでインターンをしようと思った理由は、「学生がキャリアを考えるきっかけをつくる」というインターン内容にとても共感したからです。

    というのも、私自身、自分のキャリアについてどうしようかと悩んでいました。そのため、このインターンに参加したら、私自身がキャリアについて学べる機会になるのではないかと思いました。またそのように悩んでいる自分だからこそ、同じようにキャリアについて悩む学生の視点の立場に立ち、何かの助けになる機会をつくることができるのではないかと考えて、参加しようと思いました。

    ◉目標・活動内容

    インターン参加の際に、活動や個人の成長について下記の目標を立てました。

    ・活動における目標:「学生がキャリアについて考えられるコンテンツが生まれること」
    ・個人の成長目標:「それまで苦手だった積極性を少しでも克服すること」

    活動内容については、始めた時には具体的に何をするか決まっていませんでした。そのため、まずは「学生×キャリア」について広く調べるところから始めました。その中で、社会人のインタビュー記事をいくつか見つけました。これなら、学生が社会人の話を聞くことでその考え方を学び、キャリアについて考えられるのではないかと思い、私もやってみたいと思いました。

    そこで、実際に社会人の方にお話を聞かせてもらいました。その際に聞くことができたのは、「実はこう思っている」「ここにもやもやしてる」など社会人としての本音でした。社会人の良いところもしんどいところも含め、本音を聞いて「社会人ってこんなことも思っているんだ」と私自身驚いたことを覚えています。同時に、それまで中々感じることが出来なかった等身大の社会人像を感じることができて、「社会人でもそんな風に思うことがあるんだ」と少し安心した気持ちになりました。

    このようなことから、学生がキャリアについて考えるうえで、社会人の本音は知る価値があるのではないかと思い、そのような機会を作ることを目標に活動しました。

    ◉うれしかったこと・苦労したこと

    活動をする中でうれしかったことは、自分の考えていることについて「いいね」とインターン先の方に言って頂けたことです。

    活動の中で、社会人の本音を聞けた後、自分自身どう思ったのかを一緒に振り返る時間がありました。そこで「それまで知らなかったことが知れて、社会人でも様々な本音を抱えているんだと安心した」ということをお伝えしました。私自身は素直な感想を述べたのですが、それに対して「その考えいいですね。」「大事ですね。」と言って頂けました。

    私自身、それまでは自分の考えを表に出すことが苦手でした。でも、このときは自分が素直に思ったことに対して「いい」と言って頂けたことで、「認めて頂けた。」と嬉しくなりました。それまでは、なかなか活動のコンセプトが明確にならず、同時に気持ちもどこか定まらない感じがありました。また、自分の活動で何らかの価値を提供できうるのか不安な気持ちでした。

    一方で、大変だったこともありました。それは、試行錯誤が必要だったことです。

    先ほども述べましたが、初めは「キャリアについて考えられるコンテンツをつくる」ということだけが決まっていて、具体的な活動は決まっていませんでした。そのため、やっていく中で何が出来そうかを手探りで考えながらの活動でした。自分で「こんなことやったらいいかも」と思ってやってみても、上手くいかないことが何度もありました。自分自身も「これどうなるんだろう」「最終的に私は何かの価値を提供できるのか」と心配になったこともありました。

    しかし、やっていく中で「それならこうしてみよう」と試行錯誤を経て、最終的にはJAEにとっても今後につながるコンテンツの基礎部分をつくることができたのではないかと考えています。活動目標だった「学生がキャリアについて考えられるコンテンツが生まれること」については、完全な形でのコンテンツを完成させるまではいかない部分もありました。その中でも、JAE側からも「白旗さんが作った基礎を元に今後も企画を続けていきたい」と言って頂けたので、目標が達成できたのではないかと考えています。

     

    ◉インターンでの学び・成長

    活動の中で、学んだことや成長したこともあります。

    学んだことは、社会人も様々な本音を抱えていることが分かったということです。

    私は、自分の活動を通じて、何人かの社会人の方にお話を伺うことができました。お話を伺う前は、自分の中の社会人像が漠然としていたり、学生である自分と社会人像の間に距離を感じたりていました。同時に、自分自身が社会人になれるのかどうか不安もありました。その私が社会人の話を聞いてみて、皆原因や大きさに違いはあれど、不安な気持ちや悩みを抱えていることを実感しました。これにより、「社会人でも悩むんだ」「悩んだり立ち止まってもいいんだ」と不安が少し解消されました。

    このような学びは、社会人の本音を聞いてみなければ、インターンに参加しなければわからなかったことだと思いますし、インターンに参加してよかったと思える理由の1つです。

    成長したことは、最初から完璧を求めすぎなくなったことです。

    私自身、完璧主義的な部分があり、企画を進める中でも、自分が納得するまで自分の中で考え込んでしまっていました。そこには、もし不完全なものを出して、「だめ」と言われたらどうしよう、自分の考えがよくないと思われたらどうしようという気持ちがあったのだと思います。活動を通して「最初から完璧を求めなくてもいい」「まずはやってみて、その中で気づくこともある」と言う考えが出来るようになりました。そのため、活動の中でも「これはまだ30%位の出来だけど出してみて、フィードバックを求めてみよう」という風に変わりました。フィードバックにより自分が気づかなかった視点に気づくことがあると分かったからです。もちろん、なるべく良いものを求めていくという気持ちも大切ですが、その気持ちが強すぎて自分の中で考えているだけでは気づかないことがあるということがわかりました。「まずはやってみる」という考えは、活動を通して持つことが出来たので、今後他のことをするときにも大切にしていきたいです。

    私は、個人の成長目標を「それまで苦手だった積極性を少しでも克服すること」としていました。「まずはやってみよう」という考えを自分の中に持つことができたという点で、以前よりも積極性が身につき、目標に一歩も二歩も近づけたと思えています。

     

    ◉最後に‥インターンシップに参加するか悩んでいる学生さんに一言

    私自身、参加の前に「やってみたいけど、何か不安だな」「出来るかな」と思っていました。しかし、インターンでの活動が、以前は持っていなかった価値観や考えを持つきっかけになったと思っています。やってみないと気づけないことが必ずあると思います。

    「何か頑張った」と思える経験がしたい人、少しでも自分が変わりたいと思う人、インターンをぜひ自信を得るきっかけ、自分を変えるきっかけにして欲しいと思います。

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