2019.05.14
「長期インターンすることでどんなスキルが身に付けられるのか?」
「就職活動でも有利になるの?」
長期インターンって気になるけど、わからないことが多いですよね。長期インターンは、学生としてではなく、社員の一人として働くからこそ得られる「経験」があると思います。大学生の半年間を社会の一員として過ごすからこそ得られる「自信」もあると思います。
そこで今回は、スキルも身に付けて就活の武器も手に入れた学生に長期インターンについてインタビューをしてきました!今回紹介するのは、将来は「人のためになる仕事がしたい」という思いを持った武下くんのインタビューです。
■プロフィール
名前: 武下 慶輝(たけした よしてる)
大学:甲南大学
インターン先:有限会社 寶屋遊亀(たからや ゆうき)
活動内容:事業の広報宣伝活動
期間:2018年9月~2019年2月(当時3回生)
――なぜインターンシップに参加しようと思ったのですか?
自分がこれまでに培ってきた企画力や人を見る力が社会でどれくらい通用するのか体感したいなと思いました。社会人としてどんな力が必要なのか知るために、実際にインターンシップに参加して、「学生」としてではなく「社会人」としてスキルアップしたかったからです。
「あなたでよかった」と言ってもらえることが自分の一番のやりがいだから、自分が何をしていかないといけないかを考えた時に、企画をしようと思いました。そして企画をするためには、人が何を望んでいるかに気づくことが一番大切だと思いました。
自分はまだ学生で大学のオープンキャンパスの委員会に所属したし、部活動の演奏会で企画演出を加えて楽しんでもらう活動はやってきました。まだ会社で企画することも、大学外に出て企画したことがないなと思っていました。
だから、「就職して自分に企画ができるのか?」わからない状態のまま就職活動して、実際に就職して企画をするのが怖いことだなと思っていました。だからこそ、大学の外へ、社会へ出て挑戦したかったです。
目標にたどり着くためには、
①企画をする力
②人が何を求めているのか見つける
③行動する力
このの3つの力が大切になると考えました。
――インターン先の会社は、どうやって選んだんですか?
NPO法人JAEが主催する「長期実践型インターンシップフェア」に参加して決めました。実際にインターンシップ募集中の企業の社長さんや社員の方々から、会社のことやインターンシップ内容について直接会ってお話を聴くことができるので、とても良い機会だと思います。
寳屋遊亀に決めた理由は、社長とお話して、お互いに「誰かのために貢献したい」という共通の思いがあったこと。また、会社の新しい事業展開に自分が何か貢献できることはないか、自分も挑戦したいなと思ったからです。
――インターン中に具体的に取り組んだことは?
インターン先の『広報宣伝部長』として活動しました。
ー具体的に取り組んだことー
・公式LINEと公式Instagramの作成運用
・会社イメージキャラクターの名付け親イベント企画
・通信販売サイトの作成
まずはSNSマーケティングの中心となる公式LINEの作り直しを行いました。お客様との深い関係を構築するための手段なので、店頭に立って「公式LINEの登録お願いします!」と宣伝を行いました。他にも、インターン先の公式イメージキャラクター「亀寿朗(かめじゅろう)」のニックネームをお客様と協力して決めるイベントを開催しました。
このイベントは公式LINEの認知をしてもらうこと、お客様にお店のことを考えてもらうために企画しました。お店のことを一緒に考えてもらうために、公式LINEはお客様と親密な関係作りに活用しました。
――とてもうまく進んでいる気がするのですが…
お店に興味を持っていないお客様に、いかに食いついてもらうかが難しかったです。もうすでに会社のことが好きな人たちは興味を持ってくれるけど、それ以外の人にいかにイベントに参加してもらうかが一番難しかったです。「会社のイベントだから、何か裏があるのでは…」、「何か買わされそう…」と感じる壁を乗り越えるのに苦労しました。
壁を乗り越えるために、LINE以外のツールも活用して、投票形式にして個人情報が特定されないように別の手段を考えました。公式LINEでのニックネームの募集は20件集まりました。LINEでの募集は難しいかなと思ったので、「いいね」ボタンを押すなどの投票形式に変えました。すると投票が70件まで増えました!個人情報が特定されないがわかると参加率が上がったので、フォロワーとフォロワー以上の親密な人のそれぞれの対応策が必要だなと気づきました!
Instagramや通信販売のサイトに写真を掲載するために、どう切ったら、どの角度から光を当てたら美味しそうに見えるのかを試行錯誤しました。社長と僕とで1日2日丸々かけて全商品の写真を撮りなおしました。
以前から運用していた公式Instagramはフォロワーが50人から500人(10倍)を突破しました!通販サイトは立ち上げてから5人の顧客を獲得しました。
――半年間、大学(授業・部活・委員会)とインターン、両立は忙しくなかった?
正直、しんどかったですね(笑)。だけど、インターン前の面談で「インターンをやった後の自分とやらなかった後の自分」を考えたときに、「やらなかったら後悔するよな」と。忙しいことは覚悟の上で挑もうという意思が強かったですね。
もの凄く忙しい思いをしたからこそ今の自分がいるし、就職活動でもインターンの経験をベラベラしゃべってます。(笑本当に大切な時間を過ごせました。忙しかったけど、自分が一番輝いていた時期なのかなと思います。大学との両立もできていたし。今思い返しても、インターン期間は貴重な時間だったなと自信をもって言えます。
――インターンで学んだ、大切にしたい考え方は?
自分に自信を持つことはインターン中に、社長との食事中に教わった考え方ですね。
「周りの人はすごい、自分はそんなに強くない。会社から存在を否定されている気がする。こんな考え方だとしんどいよ。」
「『自分を落とすくらいなら、こんな会社じゃなくていいや!』くらいの考え方でいい!」
「それよりも、今までの自分を信じられなくてどうするの!?」
これらの言葉が、今でもとても心に残っています。
今は、自分のやってきたことを素直に伝えて落ちたなら「そうゆう会社なんやな」と自分で納得して次の選考に臨めるようになりました。この考えを知らないと、もしかしたら自信をなくしていたかも…。だけど今は、インターンで半年やりきった経験を堂々と胸を張って伝えられる自信があります。
――インターンへ参加するか悩んでいる学生へ一言お願いします
悩むということは、自分の中に「やりたい自分」がいるからこそ悩んでいると思います。やらなかったら後悔すると自分でも思っているのかも。ちょっとでも悩む時間があれば、まずは一歩を踏み出して欲しいです。
「あの時〇〇すればよかった」という後悔とインターン中の失敗の後悔とでは大きさは全く違うと思うんです。
あの時…のような後悔をして欲しくないんです。
これからの人生で、何か一つ自分の武器を持っておく、自分はこんなことをしてきた、と胸を張れる経験がインターンでもできる。だから、「悩むな、動こう」。自分としっかり向き合ってくれる会社、人がある。自分に合った環境を見つけて、学んだり教えてもらったらいいと思います。
インタビューを終えて
スキルアップはさることながら、インターンを経て強力な武器を手に入れた武下くん。大学とインターンの両立は「根性で乗り切った」と笑顔で答えていましたが…。妥協せず6ヶ月を駆け抜けたからこそ、今、自信を持って伝えられる経験ができたのかな。
「インターン中の6ヶ月は自分が一番輝いていた時期でした」と言い切った武下くんの目は自信に満ち溢れていました。長期インターンは、自分で考えて、実践するから成長するチャンスがあると思います。そして6ヶ月の挑戦を終えた先に圧倒的な自信が身に付けられるのではないでしょうか。
武下くん、ご協力ありがとうございしました。これからも就職活動、自信を持って楽しんでください!
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